量子コンピューティングの資格取ってみた

 このたび、一般社団法人日本量子コンピューティング協会が運営する量子コンピューティングの資格を取ってみました。2024年からはじまった割とマイナーな資格であり、記事も少なかったりするのでせっかくなので感想を書いてみます。

概要

資格/認定講座 - JQCA
量子コンピューティングの基礎から応用まで学べる認定講座。量子アニーリング式、量子ゲート式、量子ジェネラリスト講座を提供。受講後に資格認定証を発行し、量子技術人材として認定します。

詳細は上記のリンクを見てほしいですが、この資格は「一般社団法人日本量子コンピューティング協会」というよくわからない団体が運営する認定資格になります。

上のリンクより引用

 試験の種類としては、上の5つがありました。
 アニーリングとゲートで別れており、簡単な方のエントリーコースと難しい方のアドバンスコースがあるようです。あとはジェネラリスト試験もあるようですね。
 私は今回「量子エンジニア(アニーリング式)アドバンス認定試験」を受けてみました。

大まかな流れ

 「量子エンジニア(アニーリング式)アドバンス認定試験」の場合ですが、以下のように進めます。

  1. アニーリング アドバンス講座(全3回)を受講。
  2. 認定試験の説明動画を購入する。
  3. 試験問題を解いて提出する。

1. この全3回の講座自体は無料なので、認定試験を受けなくても受講することができます。またこの講座を受けることは必須ではありません。時間的には40分*3回くらいなので、気になったら見てみるくらいでいいかと思いました。
2. で試験の概要を説明している動画を購入するのですが、これが受験料になります。どの試験も共通で9800円です。高いわ! これを購入することで、試験問題をダウンロードできるようになります。
3. 試験問題を解いて提出します。試験問題はJupyter Notebook形式で与えられて、それに直接プログラムを書いて提出します。ローカルの環境を用意しなくてもgoogle colabが使えればOKです。試験期間は1週間程度あるので、時間は十分ありましたね、もちろん講義動画を参照したりネットの情報を調べたりしてもOKです。ちなみに量子アニーリングの実装には必ずtytanというライブラリを使わなければいけません。私は使ったことはなかったですが、シンプルなので特に困るということはなかったです。

結果

 無事受かりました。
 私の場合は解答を提出した段階の感触で落ちることはないだろうなーという感じでした。
 試験の難易度としては、量子アニーリングや最適化の実装を軽くしたことがある人なら難しくはないかなーという感じです。まったく無知の状態でも、講義の動画を一通り見ておけば落ちることはあまりない気がします(おそらく)。

 試験合格後は謎の一般社団法人日本量子コンピューティング協会のサイトに登録する必要があり、そこから住所などを入力することで、合格証の発行がされるようですね。合格証が届くまではけっこう時間がかかりました。

感想とまとめ

 まず第一に思うのは受験料が高いですね。5000円くらいなら他のをネタ的に受けるのもありかと思うのですが、9800円もするので他のはまあいいかなーという感じです。基本的に話のネタくらいにしかならない超マイナー資格なので、それで9800円はほとんどの人が出さないと思います。
 あと、試験全体の運営としても割とお粗末な感じはありましたね。試験の解答を提出しても返事がなかったり、問い合わせの回答も来なかったりとか、まあ小規模な運営っぽいのでこのあたりは目をつむりましょう。
 一方で、試験の内容自体は実際にスクラッチから量子アニーリングのプログラムを書いて提出する感じなので、やっててけっこう楽しかったです。
 基本的に受けてちゃんとやれば受かるって感じで、そういう意味ではこの試験を持っていることが量子コンピューティングの知識を保証する感じではない気がしますね。まあ、すでに述べましたが、話のネタにはなるかなーくらいの感覚で受けるのがよいと思います。

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